【陰陽五行論塾】2020年2月の動向

こんにちは。陰陽五行論塾事務局です。
今月の動向をお届けいたします。

=== 今月の動向 ===
今月(2/4~3/4)は戊寅(ぼどのとら)月です。

土性で陽の十干「戊(ぼど)」と、
木性で陽の十二支「寅(とらぼく)」が
組み合わさった干支です。
戊は山、山脈などを表し、
寅は初春の樹木を表します。
そのため、戊寅は、春の初めの木々が生い茂る山というイメージです。
戊寅月のポイントは以下の通りです。

◆春のはじまり

暗く冷たい冬が終わり、春の訪れとともに
静かに息づいていた生命がいよいよ動き出す季節です。
戊寅月は、新しいことを始めたり、無から有を、
0から1を自ら創り出すにはとてもいい時期です。
これまでコツコツ積み上げてきたものを土台にし、
新しい価値を、新しい枠組・構想を生み出すことができます。
これまでの積み上げ度合いによって成果は変わりますが、
太陰太陽暦では、今日からが新年となりますので、
この1年をどのようにしていきたいのか、
人生の目的は、使命は何かを見つめ直し、
本当にやりたいことを探究する絶好の機会といえるでしょう。

◆動かざること山の如し

万物を育む雄大な山岳のように、
どんと構えて小さいことにこだわらず、
決して焦らないことが運気を上げるポイントです。
すぐに結果がでなくても気にすることはありません。
必ず花開く時がきますので、目先の現象にとらわれず、
ご自身の真の目的をしっかりと見据えることが大切です。

動かざることは、行動しないことではありません。
まだこの世にない価値を創るには、
知識を増やし、考えることも大切ですが、
その目で見て、肌で触れる体験を重ね、
試行錯誤を繰り返すことで見えてくるものがあるはずです。
一言でいうならば、不動心で前人未到の道を切り開く
となるでしょうか。
庚子年の幕開けにふさわしい月ですね。

◆気品高く武士道的な美徳を

今月は、問題なく物事が進んでいく気運に満ちていますが、
現実が壊れたり、精神的に落ちる時もあると思います。
そんな時こそ我がごとは脇に置いて
美意識をもってまいりましょう。
武士は食わねど高楊枝。
つらい時こそ笑顔で。
感情に触れると痛みが生じますが、
凛として誠実を旨とする。
すべては陰陽のバランスをとることです。
古来より受け継がれてきた叡智を実践してまいりましょう。

そして天干戊の月ですから、心の在り方としては、
常に万人への無償の愛情奉仕を忘れない。
その意識と行動が一定の飽和量を超えた時、
周りから抜きん出た存在になると言われています。
出過ぎた杭は打たれない。
心は常に高く、精神の貴人を失わない在り方でありたいものです。

以上、戊寅月のみで見たポイントです。

ご自身の天中殺や個人の運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いてよりよい在り方を探究していただければ幸いです。

関連記事

  1. 【陰陽五行論塾】2020年9月の動向

  2. 【陰陽五行論塾】2020年8月の動向

  3. 【陰陽五行論塾】2019年9月の動向

  4. 【陰陽五行論塾】2019年10月の動向

  5. 【陰陽五行論塾】2020年5月の動向

  6. 【陰陽五行論塾】2020年3月の動向